彩り豊かに自分らしく

一つずつ自分のペースで目標達成を叶える日々を綴ります。

映画グリーンブック見てきました

ずっと気になっていた映画グリーンブックのストーリーは?

トニー・リップはイタリア系アメリカ人で、クラブの用心棒として働き、

家族を養う男。

時に手荒な方法でクラブでのトラブルを回避するような、ちょっと粗野な男です。

ある日、クラブ改装工事のため仕事ができなくなり、

そこへドクターシャーリーと呼ばれる

男のドライバーをしないかという話が舞い込む。

トニーは、黒人に対して差別意識がありました。

ドクターシャーリーは医者ではなく、黒人ピアニストで、

ドクターシャーリーの名前は、ドン・シャーリー。

黒人差別の激しい南部地方へのツアーに同行してくれるドライバーを探していて

トラブルに見舞われることも想定し、トニーのような用心棒が欲しいと思っており

後日、奥様に断りの電話をして、無事に二人はツアーの旅に出るのでした。

 

 

 

対照的な二人の男の友情にホロリ

二人の性格は実に対照的で、荒っぽくて少し下品なトニーと、

いつも静かな環境を好むドン。

気さくな性格で陽気なトニーが道中、車内でも流行の音楽をラジオでかけたり

何かをひたすら食べながら、タバコをすいまくりながら、色々な話を振るのですが

ドンはいつも窓の景色を見たり、読書をしたり、会話にもあまり乗ってきません。

 

感情が豊かなトニーと、反対に何を考えているのかわからないタイプのドン。

時々衝突をするのですが、ゆっくりと距離が縮まっていきます。

それはお互いの性格の違いの中でも、お互いに持っていない部分が

お互いを補いあうようなことが起きるから。

 

ネタバレになるので書きませんが、キッカケは人種差別のあったトニーですが

ベンの音楽を聴き、ベンという人に少しずつ興味を持ちだすことかなと思います。

 

 

アメリカ南部に行くと、あからさまな人種差別が横行し、二人はたびたび

トラブルに見舞われ、二人で解決し、友情も深まっていきます。

あまりにひどい人種差別の現実に、差別的だったトニーもウンザリするほど。

 

 

 

人種差別?ジム・クロウ法ってなんだ?

何?人種差別がテーマ?重たい映画ですか?

いいえ!全くですよ。ご安心を。

 

しかし、この時代の差別ってどういうものだったのかな?と思って調べてみました。

 

【ジム・クロウ法】

1876年~1964年にかけて存在したアメリカ南部の州法。

主に、黒人の一般公共施設の利用を禁止したものを総称してこう呼ぶ。

黒人だけではなく、黒人との混血者、黄色人種も含めた白人以外の人種も含んでいる。

 

 

実際映画のタイトルになっている「グリーンブック」とは、

黒人が安心して旅をするのに必需品だったそうで、

黒人が利用できる施設やホテルが

まとめられたガイドブックだったそう。

 

 

二人もこの本を利用していました。

食事をするときも、ルールだからと断られ、

洋服を買いに入ったお店では、試着すら断られる始末。

夜に車で次のツアーの場所に移動するために走っているだけで、捕まる始末・・・

 

 

私がグっと来てしまった映画のセリフ

ネタバレになったらごめんなさい。

 

①いつも寡黙なドンが、すぐに感情的になるトニーにいうセリフ

「人は決して暴力では勝てない。威厳を保った時にだけ勝てるんだ。」

You never win with violence.You only win when you maintain your dignity.

 

このdignity。品位という意味もあるんですが、以前奥手でシャイすぎて優しすぎる

男友達が、何度も失恋し、疲れ果ていたときに母親に言われた言葉が

dignityを持て(笑)男なんだから、しっかりしなさいよってことだったのかな。

 

私もトニーほどではありませんが、わりと感情が沸き上がってきて

冷静になれないことが多いので、この言葉にはグググっときました。

品位を持ちなさいという言葉は、ドンを見ていると余計ググっときます。

 

「私が完全な黒人じゃなく、完全な白人でもなく、完全な男でもなかったら、

 一体私は何者なんだ?」

 If I'm not black enough, and if I'm not white enough and if I'm not man enough,

 then tell me Tony, what am I?

 

ここが一番切ないシーンです(ウルウル)

 

どんな状況で、どんな差別にあってもそれまで困惑しながらも、

冷静に対応してきたドンが、涙しながらこう叫ぶんです。

ピアニストとして全米ツアーに呼ばれ、素敵な場所で演奏しているときは、

白人のお金持ちの人たちに、拍手を受け、それなりにいい対応される。

なのに、着替える場所は倉庫、食事は黒人専用スペース・・・キリがないほど

差別される、僕はいったい何なんだ?と叫びたくなる気持ちがわかります。

 

 

「君はなぜドンがこれをやるのかって聞いたけど、それにこたえるよ。

 天才だけでは十分じゃないんだ。人々の心を変えるには勇気がいるんだ。」

 You asked once why Dr.Shirley does this? I tell you. Because genius is not           

 enough.It takes courage to change peope's hearts.

 

私もずっと気になっていたこの件(笑)

差別が激しいと知りながら、なんで南部でツアーなんてしてるんだ?と。

 

ドンはもともとご両親は神父と教師という環境で育ち、もしかしたら当時の時代背景では難しかったのかもしれませんが、大学も出ています。

ピアノも早くに習い始め、18歳でパフォーマンスデビューしていると

Wikipediaに載っています。

 

彼は音楽を通じ、人々の心を変えたいと願っていたのでしょうかね。

自分が演奏する音楽で、何かを変えようとしていたのかもしれない。

 

 

 

私の個人的な感想

この映画、実話をもとにした話とは知らずに、見ました。

背景には人種差別とか重たいものも含まれていますが、見終わったとになぜか

さわやかなんですよね。

私はそれぞれのバックグラウンドが違い、性格も全く違う男二人の

友情に感動しました。

 

違う考えや価値観があっても、人となりをきちんと知り、見ることの大切さ。

周りがどうであれ、自分を大切にし、人を大切にすることの大切さ。

情熱をもって何かを与えようと思う働き方。

 

そんなことを感じた映画でした。

 

 

 

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